私の描き方

1.ラフ起こし
キャクターのラフを起こし

そのあと、背景とキャラクターの構図を決めるための
おおまかな手書き(鉛筆画)のラフの起こし

2.下書き作成
大まかな手書きラフ(1)を元に、
フォトショップで、調整していき、
配置や構図などが、ざっくりとまとめる

ラフをライトボックスを使用して、
トレースしながら、細やかな模様や不自然なとこを修正し、
丁寧に整えながら、下書きを起こす

(月の女神のweddingより 下書き)

月の女神のweddingラフ
下書きの線だけ見ると、少しきつめに感じますが、
水彩えのぐで塗ると、とても柔らかな仕上がりになります。

3.下書きをトレースしながら、彩着色する
下書きのイラストを水彩紙の裏に貼り付け、
ライトボックスを使用し、トレースしながら、直接色をつける。

※この時 えんぴつのような線は、残しません。
すべて 水彩えのぐとパンパステルだけで仕上げていきます。
そうすることによって、線がなくすっきりした感じになります。

背景は、重ねてもきれいな濃さで色をつけたあと、
さらに水彩えのぐで描き込んでいきます。
そうすることで、背景のにじみも生かされ、花などは、深みを増します。
※重なりの色が合わない濃い色の場合は、マスキングすることもあります。

キャラクターなどは、イラストの中で、はっきりするよう、マスキングします。
IMG_20130926_140924
※マスキングについて
最近の手法は、あえてマスキングせずに、
水彩で描いた背景と、キャラクターなどをパーツ化して、

デジタル合成した制作方法も取り入れています。
詳しくは、★こちら

ライトボックスを使っているところ
IMG_20130926_222116

ライトボックスの電気をつけたり消したりして、バランスを見ていきます。
水彩えのぐの乾かす時間短縮のために、ドライヤーも使用。

(利点)
万が一 彩色に失敗した時にも、
トレースしている下書きのイラストがあるため、
まったく同じ「にじみ」は表現できないにしても、同じように描くことができます。
また、紙に直接下書きしないことで、ラフの勢いをそのまま残すことができます。

こうして出来上がった 作品は、こちら

月の女神のwedding
月の女神のwedding

こちらの作品は、デジタル合成していません。
作品によって、デジタル合成するものと、しないもの
画材(水彩絵の具・パンパステル)や、色味などは、
クライアント様の意向によって、方向性を決めています。

イラストや絵本など 何かご検討されている場合は、
ぜひお気軽に、メールにてお問い合わせください!

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