1.ラフ起こし
キャクターのラフを起こし
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そのあと、背景とキャラクターの構図を決めるための
おおまかな手書き(鉛筆画)のラフの起こし
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2.下書き作成
大まかな手書きラフ(1)を元に、
フォトショップで、調整していき、
配置や構図などが、ざっくりとまとめる
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ラフをライトボックスを使用して、
トレースしながら、細やかな模様や不自然なとこを修正し、
丁寧に整えながら、下書きを起こす
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(月の女神のweddingより 下書き)
下書きの線だけ見ると、少しきつめに感じますが、
水彩えのぐで塗ると、とても柔らかな仕上がりになります。
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3.下書きをトレースしながら、彩着色する
下書きのイラストを水彩紙の裏に貼り付け、
ライトボックスを使用し、トレースしながら、直接色をつける。
※この時 えんぴつのような線は、残しません。
すべて 水彩えのぐとパンパステルだけで仕上げていきます。
そうすることによって、線がなくすっきりした感じになります。
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背景は、重ねてもきれいな濃さで色をつけたあと、
さらに水彩えのぐで描き込んでいきます。
そうすることで、背景のにじみも生かされ、花などは、深みを増します。
※重なりの色が合わない濃い色の場合は、マスキングすることもあります。
キャラクターなどは、イラストの中で、はっきりするよう、マスキングします。
※マスキングについて
最近の手法は、あえてマスキングせずに、
水彩で描いた背景と、キャラクターなどをパーツ化して、
デジタル合成した制作方法も取り入れています。
詳しくは、★こちら★
ライトボックスを使っているところ
ライトボックスの電気をつけたり消したりして、バランスを見ていきます。
水彩えのぐの乾かす時間短縮のために、ドライヤーも使用。
(利点)
万が一 彩色に失敗した時にも、
トレースしている下書きのイラストがあるため、
まったく同じ「にじみ」は表現できないにしても、同じように描くことができます。
また、紙に直接下書きしないことで、ラフの勢いをそのまま残すことができます。
こうして出来上がった 作品は、こちら
こちらの作品は、デジタル合成していません。
作品によって、デジタル合成するものと、しないもの
画材(水彩絵の具・パンパステル)や、色味などは、
クライアント様の意向によって、方向性を決めています。
イラストや絵本など 何かご検討されている場合は、
ぜひお気軽に、メールにてお問い合わせください!